第8回は篠隈さんからの紹介で53回生の松本嶺子さんに登場していただきます。松本さんは百周年記念事業で福商会館内の事務局に詰めていてくださり募金の集計をはじめ、みんなのお世話をして下さいました。

【PROFILE】
■name : Mineko Matsumoto
■birthday : 1936.secret
■height : ???cm
■weight : ??kg
■graduation : 1955.3(#53)
■mail :

■ 卒業後47年。。。
― 松本さんは何回生ですか。
「53回生、昭和30年卒業。もう卒業して47年。。。わーすごいね」

― 半世紀ですね(笑)。卒業後は?
「塗料の会社に勤めて約40年。定年で辞めてしばらく遊んでたけど、子会社で働かないかって言われて八幡にある会社へ二年間通ったよ。10時-4時だったからそんなに苦ではなかったのよ。。。それでその仕事が終わる頃、福商会の佐々木さんから百周年のことでお声がかかってね。それで最初は八幡から帰ってきてから会館に行きよったとよ。これじゃきついけんって仕事を辞めにしてもらって。そしたら会館に毎日来てくれって言われるわけ。10時-4時だったらということで 、百周年(創立百周年記念事業実行委員会)の事務局に丸二年いました(笑)」

― 卒業後、ずっとお仕事をしてきて商業卒業してこれは役にたったというのはありますか。
「やっぱり簿記かな。ちゃんと検定も受けましたよ。でも、一番好きだったのは数学。大概の人は数学好かんやん。でも私はいつも90-100点をとってたよ。それで平均点を上げてたもん。だから1年生の時は学年で4、5番だったよ。。。それが2、3年生になると商業科目が多くなって数学がなくなったから点を上げるのがなくなってね。平均的な成績になってしまった(笑)」

― クラブ活動は何かされてましたか?
「軟式テニスに入ってました。部員みんな仲がよくて、終わってから博多駅近くのうどん屋さんに入っておしゃべりするのが楽しみやったぁ。 学校は今の東(東福岡高校)のところにあって、今と違って周りに何にもなくて駅が見えよった。想像つかんやろ」

― 私も行ってました、うどん屋さん。時代が変ってもそこは変わらないですね。修学旅行はどちらへ行かれたんですか?
「京都、東京。夜行列車で行きました。いつもは話したりしない他のクラスの子とおしゃべりしたりして、あまり寝なかったんじゃないかな。京都では旅館に舞妓さんが来てね、一緒に写真を撮ったよ」

― 舞妓さんですか、考えられないですね。東京では?
「まだ東京タワーもないし、皇居の辺りを見るのが主だったかな。歌舞伎座のとことか浅草にも行ったかな。なによりなんかこうパァーと心が開けたって言うかね、 東京に行ったってことが一番楽しかった」

― 東京タワーもない東京なんて想像つきませんね。

■ 仕事とパソコン
―  話を最近のことに変えますね。現在もお仕事されてるんですよね。
「ええ、58回生の篠隈さんの会社で働いてます。百周年の後、うちで働きませんかと誘われて行くことになりました。ずっと働いてきたから働いてることが性に合ってる。近所の奥さんたちの井戸端会議みたいのは苦手。何を話していいかわからない。(家事を中心にしてた)主婦とはちょっと違うやろうね。仕事してたおかげでパソコンもできるようになったし、メールも送れるよ」

―  パソコンですか。
「パソコンにはとても興味がある。40歳ころかな、会社を辞めてパソコンを習いに行こうと思ったことがあるとよ。周りの人に「習った後、雇ってくれる会社があるか?」って言われてやめたけどね。だけど一度適正テストを受けたことがあって、「合ってる」って言われたとよ。あの時行ってたら違ってたかもね。今はパソコン出来んと仕事にならんもん。。。会社の年賀状も作ったよ。いつもは宛名書きでギリギリだったけどね。ああいうことができると楽しいね」

― 楽しいのが一番ですよ。ご自宅にもあったらなって思います?
「仕事をやめてしまったら買おうかなと思うよ。これから生活の中にコンピュータが入り込んでくるでしょ。使えないと生活できんよ(笑)」

― 購入したらインターネットにつないで、バリバリ使いこなして下さいね。

■ 後輩、在校生へ一言
― さて、最後に後輩に伝えたいことがありましたらお願いします。
「そうねぇ。。。フクショウ卒業生なら福商会を自分の活動しやすい場に変えて利用して欲しい。折角立派な組織があるのに勿体無い。よそ(の学校)にはないものだし。それと、自分のことを言うとあまり志をもってやってきてはないんだけど、みんなには志(目標や目的といった意味)をもって、私達の年代になった時、悔いのないようにやって欲しい。私は平々凡々とやってきて、それがあってたからいいけどね。で、自分のことだけでなく周囲の人のことも考えてやって欲しい。その中でやっぱり人との出会いが一番大切やもん」

― 志をもつと言うのはなかなか難しいことですが、私達も努力します。今日はありがとうございました。

Editor:Coppa Mijinco

次回、第9回のフクショウのわ
どうぞご期待下さい。


▼△▼ 編集後記 ▼△▼
パソコンの話ではかなりその気になって液晶画面に興味をもっていらっしゃったようで、私達の知らないうちに凄いのを購入されてそうな勢いを感じました。やはりお仕事をされてきてるだけあって、新しいものへの関心が強いなと思います。ぜひ掲示板で松本さんのメッセージを拝見したいです。